がん患者団体は、各地に設立されていて広く活動れていますが、
最近このようながん患者団体の連合会が発足しました。今後、色々な活動が
期待されます。ご参考までに、ホームページへのリンクを
貼っておきます。
血液腫瘍患者会の一覧や各都道府県別での活動状況の紹介を試みた時に、いくつかの疾患の患者会の動向が気になった。その一つが、婦人科がんの患者会である。
調査対象は、「がん診療連携拠点病院」と「日本血液学会血液研修施設」に限定したが、突出して多かったのは、乳がんの患者会である。やく300を数えた。同じ範疇と言ってもいい婦人科がんの患者会は、わずかに30ほどにとどまっていた。ちなみに、推定年間罹患者数(概数)と見い出せた患者会数を並べると、
(疾患) (年間罹患者数) (患者会数) (2016/7) 2017/12)
*乳がん 70,000 350 >350 >400
*婦人科がん 55,000 33 72 80
*血液腫瘍 42,000 70 101 110
婦人科がんの発症が、若年層にも広がっていることを考えると、もっと患者会が各地に出来ることを願いたい。
*院内患者会やがん患者サロンを調べている中で、婦人科がんの患者会がいくらか見つかったので
リンク一覧表を改定してみた。(2017/12)
がん診療連携拠点病院に見る「患者サロン」の所在一覧(リンク)
がん対策推進基本計画に沿って、がん診療連携拠点病院への「患者サロン」や「ピアサポート」の設置・運用が進められることになっている。具体的な支援として、厚労省委託事業として日本対がん協会によって作成された研修手引き、
「がんサロン編」・「がんピアサポータ編」があり、各地での研修会が開催されている。この様な背景もあって、拠点病院で運営されている「患者サロン」は、この二三年の間にかなり増えてきたので、その一覧表の再度作成を試みている。
リンクを貼ってあるので、個々の活動状況などを患者会運営の参考にして頂ければ幸いである。内容としては、まだまだ玉石混交であるが、いいところを学べばいいのではないだろうか。
なお、血液腫瘍の都道府県別のプチ患者会のレポート(2年前)にも、「患者サロン」に触れているので、ご参照して頂きたい。
*リンク設定で過去のものがリンク切れになったり、より内容のある情報があるので、
その再チェックに時間を要するので、少しずつ掲載していく予定である。
*「患者サロン」なる定義があいまいであり、その多様性も必要な事なので、
場所貸し程度のものまで入れて置いた。
「ピアサポート」と名称づけたところは、そのまま別欄とした。
*引用資料の優先順位は、
①独自のホームページ
②医療機関のホームページ
③がん情報サービス:各拠点病院―患者さんやご家族用の設備―交流の場
(文責:三鍋康彦)
⇒ 各都道府県のリンク一覧は、右側にある目次から見てください。
厚労省の研究班による成果を纏められたもので、医療者向けではあるが、患者の立場からも参考になる。