嬉しかった思いやりの心

思い立って、HosPACホームページの掲示板に、血液腫瘍疾患を中心とした講演・フォーラム・地域患者会などをピックアップして、掲載している。

<もっと知ってほしい「慢性骨髄性白血病」のこと2012> を掲載したら、日を追って

<CML 交流会 in 東京>の知らせが送られてきた。

並べてみて、同日開催であることに気が付いた。

 

CMLは、白血病の中でも20%ほどで、マイノリティーの疾患であり、患者会でも同病の人と顔を合わせる機会は、そう多くはない。また、このようなCML限定の講演や患者会は、東京(あるいは関東)の様に恵まれたところでも、年に1,2度開催されるかどうかである。

そのようなCML患者にとって貴重な機会が、同日開催で、どちらかは参加できないのはとても残念である。

 

勇を鼓して、主催者のキャンサーネットジャパンへ、同日開催の旨を連絡してみた。

と、予想だにしなかったクイックレスポンスで、「一人でも多くの患者や家族の皆さんに参加して貰える様に、開催日変更で調整します」との連絡を頂いた。既に会場予約・出演者契約・パンフレット準備での聊かの出費済みでもあろうに、英断をしてもらったのである。

 

一患者のお願いくらいで、このようなイベントの変更などは、誰もやってくれるような世の中ではないだけに、とても嬉しいことであった。患者向けの講演情報のビデオ版なども公開されていて、いくつかは、資料編に掲載させてもらっているが、今回、改めてキャンサーネットジャパンに、感謝したいと思う。

                                     (百軒)