講演会:終末期から死後の世界への繋がり」

闘病中の医療者(ビデオレターで参加・・・岡部健・・・・先日NHKクローズアップ現代にも出られていた)と同医院の河原正典医師の講話である。

聊か、同類のテーマが続くが、元敬老の日ゆえ、お許しください。

                                                                                                  (百軒)

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横浜内科学会が915日、横浜市内で
特別講演会「終末期から死後の世界への繋がり」

横浜内科学会では9月15日、横浜市内で特別講演会「終末期から死後の世界への繋がり」を開催します。「在宅緩和ケア~看取りの文化の再構築」を題してテーマに、爽秋会岡部医院の河原 正典医師が講演します。
 河原医師は、宮城で在宅ホスピスに取り組年間300例以上の患者さんを看取ってきた岡部医院の岡部健院長とともに本問診療に携わってきました。岡部院長は胃がんに侵され闘病中のため、この日の講演会にはビデオレターで出演します。入場無料(事前予約不要)。MRICメールマガジン(http://medg.jp)の購読者であれば誰でも可能。照会先:高見沢重隆氏横浜内科学会幹事・たかみざわ医院
taka-iin@basil.ocn.ne.jp


詳細は以下の通り。
■開催日時:9月15日(土)15時~16時30分
■会  場:協生館藤原洋記念ホール(慶應大学日吉キャンパス内) 
■演  題:「終末期から死後の世界への繋がり」
■講  師:河原正典(爽秋会岡部医院)  
■内  容
 過去、医療に関する講演会で「死後の世界への繋がり」まで踏み込んだ講演はあったでしょうか?医療において「死」は最終ゴールであり、その先の世界にはあえて目をつぶってきたように思われます。しかし実際、終末期医療に携わってきた医療者たちは「死後のこと」まで考えて患者本人や家族たちと接してきました。
「しあわせな死」を迎えるためにはどうしても「死後の世界」を理解しなければなりません。宮城で在宅ホスピスに取り組んでいる岡部医院院長の岡部健先生は年間300例以上の看取りをおこない、この経験の中から終末期における伝統宗教とのかかわりを重要視してきました。東日本大震災のときには宗派を超越した宗教家を集め、宮城の海辺で鎮魂の巡礼を主催しました。
 この活動がどれだけの遺族の心を癒したことでしょう。あのとき医療ではなし得なかった“魂”や遺族のこころのケアを、宗教家とともになし得たことには多くの称賛の声が上がりました。
 また先日には文部科学省の研究助成金を得て、「お迎え」体験の学術的調査を公表しました。科学者としては否定したい「あの世」との繋がり、しかし実際には多くの方が「お迎え」体験を経験されております。
 このような活動をされている岡部先生御自身が胃がんに侵され、現在闘病中であることを公表されました。そのため当日ご本人はビデオレターでの出演となり、講演は一緒に在宅ホスピスを行っている河原医師が担当いたします。
 岡部先生からはきっと、医療者として“自分の寿命を意識したとき”の気持ちもお伝えいただけることと思われます。今まで医療界からはあまり発信することのなかった「終末期の考え」「宗教とのかかわり」「死後の世界との繋がり」など、医師だけではなく終末期に係わる看護師、介護関係の方、宗教家の方、そして学生を含め関心のある多くの方々にお出でいただきたく案内しました。
■指定質問:小澤竹俊(めぐみ在宅クリニック)
■入場料:無料(事前予約不要)MRICメールマガジン(http://medg.jp)ご覧の方であれば誰でも入場可能
■主 催:横浜内科学会
■問い合わせ先:高見沢重隆(横浜内科学会幹事/たかみざわ医院)   
E-mail:taka-iin@basil.ocn.ne.jp