映画の話(創薬・医療の二題)              百軒

映画「希望の力」:

 

乳がんの治療薬ハーセプチンの開発の話である。多くのがん患者の待望する新薬開発に情熱を傾ける人達の姿や救われた命の喜びを分かち合う患者の姿がある。2008年の映画であるが、開発者の一人Dr.デニス・スレイモンを囲んでのトークセッションがあり、映画とトークを通じて、臨床試験 を考える会がある。

 

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終末期医療の関心事の一角を取り上げている。

  <・・・Shall we dance ?・・・> と囁いてくれる人がいるだろうか。

 

*あらすじ

折井綾乃は、患者からの評判も良い、呼吸器内科のエリート医師。しかし、長い間、不倫関係にあった同僚医師の高井に捨てられ、失意のあまり自殺未遂騒動を起こしてしまう。そんな綾乃の心の傷を癒したのは重度の喘息を患い入退院を繰り返していた江木秦三の優しさだった。綾乃と江木は心の内を語りあい、医師と患者の枠を超えた深い絆で結ばれる。しかし、江木の病状は悪化していった。自分の死期が迫っていることを自覚した江木は綾乃に懇願する。「信頼できるのは先生だけだ。最期のときは早く楽にしてほしい」と。 2か月後、江木は心肺停止状態に陥る。「愛」と「医療」の狭間に揺れる綾乃は重大な決断を下す……3年後、その決断が刑事事件に発展する。検察官・塚原は綾乃を殺人罪で厳しく追及。綾乃も強い意志でその追求に応える…。