「もっと知ってほしい慢性骨髄性白血病のこと」をテーマの講演会があった。
一昔前には、致死性の病であった慢性骨髄性白血病(CML)は、分子標的薬イマチニブの出現によって、CMLではほとんど死ななくなって慢性疾患に近くなってきた。
病理と共に、
*治療薬イマチニブ・ニロチニブ・ダサチニブ三種の選択の目安
*副作用への対処方法
*断薬(治療をやめる)の治験進行中
*孕妊の問題
*次世代の治療薬
など患者が知りたい最新の情報が、素晴らしく分かり易いイラストで説明された。
会場から出された諸々の質問への回答も、とても明快で、すんなりと腑に落ちる思いであった。
関西訛りを交えた語りでの会場の雰囲気は、やはり出席してみないと味わえないし、日ごろ気になっている事柄を質問するのには、絶好の機会でもある。しかし、参加できなかった方にも、また、もう一度確かめてみたい思いの参加者にも、これらの詳細は、主催者のキャンサーネット・ジャパンの公開HP上でDVDとして公開されるので、それを参照してほしい。
既に、この講演シリーズ中での、「多発性骨髄腫」は、DVDが公開されているので、比較参考までにリンクしておく。
この講演と同じ、講演者・司会者による対談記事(テーマはやや異なる)がある。
効果の高い第2世代薬が登場!慢性骨髄性白血病の治療薬をどう選ぶか
百軒
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