インフルエンザ流行期に入る、ご注意のほどを!

<日経MO>が掲示しているグラフは、一目で流行期に入ることを示すのに秀逸である。このような形で、一般紙にも早く警告が出されるといいのに思う。

ただし、インフルエンザの流行は、下記のグラフに視られるように、毎年例外なくほぼ同じ時期に流行が始まっている。一般紙は、学級閉鎖や医療施設などでの死亡例ような事件性が無いとなかなか報じない嫌いがある。

これが、国立感染症研究所発表による元データである。日経はこのデータをうまく使って、一目で警告の効果を発揮している。

定点観測値が、「1を超えてきたので流行期に入った」と言うよりもはるかに説得力がある。ただし、この感染症研究所のデータは10年分を掲載しているだけに色々な読み方ができる意味がある。

感染性胃腸炎(ノロウイルス感染)

このところ、ノロウイルス感染の報道が喧しい。

だが、公表されているデータでは、流行期は峠を越しているとみられる。

国立感染症研究所の例年の発表データでは、もっと早くから流行期に入ったと警報を発していたが、集団感染や死亡事件が出るまでは、一般紙にはのその情報を流すことは少ない。

研究所の発表も時間のずれがあるので、案外、身近の薬局の方から聞くことになることが多い。(病医院では案外発生を伝えないきらいがある)

                                  百軒