幾許か前のことである。帝京大学医学部付属病院へ通院されている患者さんから、「院内患者会を作りたいのだけれども、どのようにしたらいいのだろうか」と相談を受けたことがあった。当時、医療者と世話人の熱意で病院内の血液疾患の患者会を上手く運営されている、
済生会習志野病院の【ヒマラヤ杉の会】があり、そこをご一緒にお訪ねしてその運営や熱意のほどを見聞させて頂いた。
そのような熱心な事前準備もあって、ほどなく【しらたま】の会が誕生したと伝え聞いた。その会が、いま、20回目のおしゃべり会を開催されたのである。
今回は、白藤教授のミニレクチャーが入っていた。そのあと、教授への質問のある人は教授を囲んだテーブルに就き、おしゃべりに励む人は他のテーブルに三々五々と集まった。医師・看護師・薬剤師も参加されてのおしゃべり会であった。また、点滴キャスター付で看護師さん同伴の入院患者の姿もあった。教授が、最後まで話の中に居られて、閉会後の片づけの世話人の姿を見届けてから、挨拶されて帰られたのは、とても印象に残ることであった。
(文責:三鍋康彦)
院内患者会「しらたま」の案内が、
帝京大学医学部付属病院のホームページのトップのお知らせに!
(帝京大学医学部付属病院 ホームページのトップ)
現在、血液内科のある医療施設中主要なものとして日本血液学会 血液研修施設数をみると、500有余を数える。その中で、血液疾患の患者の集い(院内患者会)があるところは、まだ50に満たない。(非公開で検索不能なものが幾つかあるだろうが)
それら50ほどの院内患者会でも、このような病院のホームページに掲載されているところは、また、限られている。
以前に、HOSPACで、院内患者会の開催連絡の周知手段をアンケート調査で調べたことがあった。それによると、周知効果の順位は次のようであった。
1位:医師・看護師らによる知らせ・・・対象相手が明確で且つ信頼性が大
2位:ポスター掲示(診察室前がベスト)・・・公開性が大きい
3位:メール・郵便・電話など・・・連絡相手が既知の人に限られる
4位:ホームページ(病院・個人)・・・老齢者など利用しない人がいる
5位:くちコミ
【しらたま】では、このすべてが活用されて居り(ポスターの図案は前掲)、会の運営に、
世話人の努力と共に、医療者の全面的な支援体制が大きい。
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ALLさち (日曜日, 13 1月 2013 18:07)
連投失礼致します。
しらたまには私も数回参加させて頂き、医療者との連携…医療者の認識の高さに感動しました。HPにも紹介されていて、とても感激しました。
お世話役の方々は、大変なこともたくさんおありなのだろうと想像していますが、この様な院内患者会が存在していることは私の大きな励みになっております。
自分がお世話になっている施設にも院内患者会はありますが、医療者や病院の患者会に対する姿勢に残念なことが多かったものですので、しらたまの様子は本当にキラキラしたものに見えました。
しらたまの皆様、駒込の皆様、東大の皆様、NTTの皆様、外部の患者である私を本当に歓迎して頂いて、それが一番嬉しく、力強い励みになっています。
とても感謝しております。ありがとうございます。
「歓迎」を示すことは普通のことだと思っていましたが、そうではないことを経験してしまい、とても大切なことだと気づきました。
これからもお勉強させて頂きながら癒しを頂き、又どなたかの癒しのツールになっていきたいなと思っております。
ふうこ@しらたま (火曜日, 15 1月 2013 13:48)
しらたまの紹介記事、ありがとうございます!
このような活動が少しずつでも広がってゆけば
いいなと願っています。
ALLさちさん、こんにちは。
私もさちさんにお会いするたびパワーをいただいていますよ。
今年もいろんな場所でお会いできるのを楽しみにしています。