熊本県:がんサロン&患者会

 

熊本では、2月28日に紋白蝶の飛翔が見られたという。三月への春を告げているのであろう。このような定点観測が多くの分野で行われているは、自然を好む我々の趣向を反映しているのであろうか。

 

都道府県がん対策推進計画によって、がん対策の企画・推進が為されていると聞いているが、身近にある患者会レベルの情報はそれほどの課題とされていないのか、纏まりを欠くきらいがある。そこで、気まぐれに、蝶に誘われて熊本を覗いてみた。

 

熊本県は、ホームページで「熊本県下のがんサロン」の

情報を発信している。

現在、22のがんサロンの紹介があり、病院を足場のサロンや

地域足場のサロンが共に掲載されている。

自治体(県)発信の情報としては、よくまとまっている上位にある。

 

    *図をクリックすると、リンク先が閲覧できる

表示したように、拠点病院を主体に見ても、そのネーミングに自己主張が見られて、

楽しそうに思われる。それぞれの拠点病院も、<がんサロン>の紹介をホームページで

積極的に行っているのがよい。

 

熊本がんサロンネットは、県行政の肝いりで、各がんサロンの世話人を一堂に集めての

相互交流や<がんさろん>立ち上げの指導なども行っている点で、行政の意気込みが優れていると思う。

 

ただ、院内患者会や地域患者会が特別に活発とは見られないように思われる。

HOSPACが取り分け関心の高い「血液腫瘍」の院内患者会やローカル患者会の

情報は、まだチャッチ出来ない。ご存知の方が居られたら、ご教示願いたい。

                                   (百軒)

補遺;熊本でローカルに活躍されている血液腫瘍患者会には、【晴れの会】が

あります。
また、全国での血液腫瘍患者会一覧は、データは3年前の調査ですが、このこーむページに掲載してあります。( 血液腫瘍疾患の院内患者会・ローカル患者会(事例集))