小児がんの子どもらへのメセージを織り込んだこのブレスレット。一人の女性の熱意で始まった運動が、毎年小児がんでSan Juan de Dios 病院へ入院する850人の子どもらを支えている。
下記の雑誌に紹介されているのは、小児がんのサバイバーCarlos と母のMariaの小児がん支援活動の話である。Madrigal家の三女に生まれ弁護士となり結婚で二児の母となったが、息子のCarlosが幼くして小児がんを発症し長い闘病を余儀なくされた。これは、Mariaのみにとどまらず、大家族のMadrigal一家の大きな憂いであった。
バルセローナの著名な病院San Juan de Diosでの治療で小児がんを克服でき、成長を遂げることの出来たCarlosをみて、Mariaは、小児がん医療の進歩の支援に立ち上がった。
活動のシンボルと募金の象徴としてCarlosが手にしているのが、ブレスレットである。熱心な活動が人のつながりの大きな輪となり、ブレスレットで繋がれた縁が10,500に達した。集まった募金額が40,000ユーロという。毎年、850人のがんに罹患する子どもらへ希望を与えるため、活動が続く。その活動の様子は、facebookでも、日々届いてくる。
日本血液学会の患者会ブースで知り合った方に、「にこにこトマト」の神田さんがいる。
京大病院小児科病棟に密着して、入院している子どもらに日々励ましと支援をされて20年になるという。どこか、Mariaの話に重なるものがある。
「にこにこトマト」のみならず、「ガラガラドン」・「ぷくぷくばるーん」・「けんけんぱの会」など、小児病棟への入院の子どもらへの支援活動を、熱心に展開されているのは、嬉しい。皆、熱意で立ち上がった市井の人たちである。
がん対策基本法施行以来7年が近い。がん対策推進基本計画の新たな5ヶ年計画で、やっと小児がん治療の推進が取り上げられた。
(文責:三鍋康彦)
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Yasuhiko Minabe (土曜日, 16 3月 2013 16:33)
Gracias muchas gracias,eres un gran comunicador.Aqui ,junto con muchas personas,apoyaremos por lainvestigacion del cancer que afecta a tantos niños en el MUNDOUn fuerte abrazo