血液情報広場つばさ 公開フォーラムに行ってきました

みなさま、こんにちは。帝京大学病院 しらたまの椚原です。

3月17日、つばさの公開フォーラム「がん闘病の新時代 ~暮らしながら受ける長期がん医療~」に行ってきました。

 

つばさの代表 橋本明子さんのあいさつの後、つばさ支援基金(CML、MDS、GIST、MM患者さんのための医療費助成基金)の報告や、現在の社会保障制度についての説明がありました。がんと診断されても最新の薬や治療で働き続けることが可能となりつつある今、実情に合わない制度もいろいろあるようです。

 

その後、小児専門の臨床心理士さんから「病気の経験を戦略的に活かし、人生をアップグレードしよう」という話がありました。私たち院内患者会の世話人は、戦略的かどうかはわかりませんが、ある意味病気の経験を活かして新しい人間関係(患者会)を築き上げたのではないかと思いながら興味深く聞きました。

 

2部は患者さんの体験談。なんとこの日も元宮城県知事の浅野史郎さんと遭遇。金沢の学会での50分の熱弁を10分に凝縮して、またもや会場を盛り上げていました。浅野さんをはじめ発言者はみな経験をバネに前向きに生きている人ばかり。こういう場所に来たくても来れない患者さんたちのことがふと気になりました。

 

一口に患者会といっても規模も目的もさまざま(つばさは厳密には患者会ではないかもしれませんが)、それぞれに果たすべき役割も違うはず。しらたまはしらたまらしく、患者さんにとって一番身近な患者会としてこれからも地道に続けていこうと改めて思いました。

 

あまりいい報告になっていないかもしれませんが、以上です。

三鍋さん、補足お願いいたします。