【がんサロン】は何処にあるのだろうか。

ふと、「がんサロン」では、何をしているのだろうか、何処に行けば出会えるのだろうかと思った。

 

がん診療連携病院やがん相談室・がんサロン・ピアサポートなど、がん対策基本法以降、各都道府県のがん対策推進協議会などで諸政策が立案・遂行された5年の患者寄りの成果であろう。今年からは、推進計画の第2期5ヶ年計画が始まっているとも言われる。

 

患者仲間の交流・情報交換という単純な動機から探してみたが、結構難しい。法令の趣旨からいって、「がんサロン」などは、拠点病院のいずれでも参加可能ではないかと思うが、知らない病院の中へのこのこ入っていくのは、結構心理的な壁もある。

 

事前に、中味が分かればその壁も低くなろうし、選択もできよう。

 

行政当局や対策推進協議会の方々は、詳細な資料をお持ちであろうが、一患者としては知る由がない。(努力の欠如故です)

 

基本的には、それぞれの拠点病院での施策の推進に懸かっており、実態のあるところなので、調査手段として病院のホームページを選択した。記載のない所については、がん情報サービス(国立がん研究センター)で補足した。病院の置かれている環境と経営の理念により、「がんサロン」なるものの有り様は、まさにさまざまである。

 

72%ほどの拠点病院が、「がんサロン」ありとしている。それを、都道府県別にマップで見るようにしたのが、上掲の地図である。

 

ホームページを眺めてみて、「がんさろん」の有無もさることながら、その内容の情報発信が強く望まれる。

 

個々の論議はさて置き、とりあえずは、都道府県別の「がんサロン」開設率を濃淡表示したものであげておく。

 

整備された情報を教えて頂ければ、幸いである。

 

                              (文責:三鍋康彦)