サクランボならぬ 桜の実

サクランボの本場、山形では、今頃は佐藤錦の花盛りであろう。

戸口から数歩のところの桜の木も、毎年このように、小さな実をつける。

花をこそ人は見るも、葉陰にひっそりと稔っている桜の実に目を留める人はいない。

 

連休も終わろうとしているが、再入院で連休を病棟で頑張っている人へと、

想いが馳せた。きっと、この「実」の様に頑張っているだろうと祈っている。

 

それと共に、連休の無き「病」に苦しみ悩む人たちを支えてくれている

ドクターやナースなど、病院で命を支え守っている人々に感謝したい。

この桜の青葉の様に「命」をつつみ守ってくれているのであろう。

 

 

日本古来の多くの桜の樹木は、このように小さな実がなる。

食する「サクランボ」の様に話題にも上らないが、

美しい実である。

 

                                  (百軒)