「がんピアサポート」として、行政の動きが始まりました。
思えば、昔から「井戸端会議」や「隠居相談」で庶民の中で日常行われていた
身の上話の中にあった事ではないでしょうか。そのころは、人の絆が身近にありました。
いつの間にか、プライバシーや個人尊重の流れの中で、肝心な身近の絆が希薄になった
世の中になりました。
同じ病に苦しむ人たちの集いは、感染症が猛威を振るっていた20世紀前半の頃から
自然発生の様にでき始め、今では、小さな患者会を含めると優に万を超えるものが
あります。院内患者会もその一つでしょう。それらの患者や家族の集まりでは、嘗ての
世間話のような雰囲気で、お互いの「病による悩み」が語られています。
行政が、患者らの声を聞き入れて始めた「がんピアサポート」の研究ワークの記事と
早くからピアカウンセリングで活動を始めてこられたNPOの記事をあげておきます。
①がんナビ:日本対がん協会が患者代表らと研修テキスト・DVDを作成
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201304/529879.html
②yomiDr.がんの悩み 体験者と共有
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=77170
なお、冒頭にある写真の資料は、来る6月15日のHOSPAC総会の時に、
お渡しできるように準備してあります。
(文責:三鍋康彦)
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