にこトマ通信No.127号と共に、ハロウィングッツが送られてきた。何もかも、封筒までが手作りである。勿論、通信紙面も手作り満載。
京大病院小児科病棟で活躍されている「にこにこトマト」さんは、後2年で成人式を迎えようとしている、療養生活を送っている子どもらへの支援活動のパイオニアである。その温かい手作りのこころの贈り物を受け取ってきた子どもらが、毎年巣立っていく。
子育ても医療も、共にまさしく手作りの世界であり、にこトマさんの真髄はこの点にある。
No.127から、ほんの少し転載しておきたい。
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―先日のハロウィンカードには糸で縫われたクモの巣がデザインされていました。そこだけで一枚薬20分X100枚。全部仕上げたら、1枚あたり小時間でしょうか。そんなわけで、偶然に外来受診の合間に立ち寄ってくださった方も巻き込んで、10数人が黙々と手を動かしていました。
しかし時間をかけると、其の時間の向こうに相手の笑顔が見えてきます。入院中に受け取った経験のあるご家族からは、よく「ガードは嬉しかった。おまけに手が込んでいてびっくり。全部大事に残しています」と声がかかります。幸せを実感し、肩こりがどこかへ飛んでいく瞬間です。-
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小さな患者会も、また、手作りの世界と思う。
(百軒)
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