九州大学病院がんセンター:クローバ会の印象(C.K様より)

☆冒頭の写真は見本で出していただいた柚子プリンと 野菜入り蒸しパンです。

 これだけの量ですが、高カロリーの材料を使っているので 高栄養です。

九州大学病院 がんセンター には、【クローバー会】がある。
最近行われたものを挙げて置く。取り上げたテーマなど患者会での勉強テーマとして参考になろう。
去る1月16日の第4回 クローバ会 病気や治療と上手に付き合いましょう~おいしくご飯を食べる工夫~ に参加されたC.Kさまの核心を突かれたコメントがあり、HOSPACへの転載のお許しを得ましたので、以下に記載しておきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

C.Y様のコメント】

先日、九大病院がんセンターが主催している「クローバーの会」にお邪魔してきました。

がん相談支援室が世話人になっていて、がん患者とご家族にガンに関するあらゆる情報を

提供する講座を開いています。

私は自分がかかっている病院であるにもかかわらず存在を知ったのはつい最近で、参加するのは実に今回が初めてでした。
というのも、私が罹患した白血病は確かに血液のがんではありますが、固形がんとは治療に対する考え方やがんとは言え、ちょっと特殊な分類だという固定概念があり「がんと言われても、私ら血液系は外様だ。」と参加するのに躊躇していたのです。
でも今回「病気や治療と上手に付き合いましょう」と題して管理栄養士による食事指導とがん専門認定看護師さんのお話が聴けるとあったので、思い切って参加してみました。
会場は30名くらいの患者さんとご家族がいらっしゃり栄養士の方が作られた見本の料理と、可愛らしいランチョンマットで明るい雰囲気のお部屋(会議室)でした。
まず看護師さんの方から「どうして食事が食べられなくなるか?」という医学的なメカニズムや、心理的作用、物理的要素について本当に判り易く説明してくださいました。 ともかく「がん」と言われたら、文字通り「がーん!」と来るわけでまず心理的に食べられなくなる、そして治療などによって物理的要素で食べられなくなる…といった基礎中の基礎の話。そこから、じゃあどうしたらいいのか?という話になった時に管理栄養士の方から実践的なお話をうかがうことができました。
まず「栄養を取ると癌も栄養をもらってしまって大きくなる、悪化する、というのは全くの嘘です!」と明言。 「栄養補給でがん細胞が増えたりしない。むしろ積極的な栄養補給が 治療をうまく運ぶためには必要。高栄養が血球回復にも有効である。」とお話されました。
この栄養士の先生、ご自身もがん患者で、栄養士としての「オベンキョウ」の部分と、患者としての「実践」の部分を上手にわけて話されたので、しっかりと腑に落ちました!
また高価な健康食品や代替医療に頼らなくても、普通に食事をきちんと食べることが免疫力の向上につながるとも。 もちろん食べられないのに無理やり食べる必要はないし、 足りない栄養は点滴などで補助できはするけれども。 口からきちんと食べることにより、内臓を動かすことが大切でとくに腸にはヒトの免疫細胞の60~70%が集まっているので、食べて排泄することが何より重要だ、と力説されていました。
やっぱり食べてる患者は元気なのね~!(笑) ※私は移植前後の抗がん剤治療でこれでもかっ!てくらい ゲロゲロのどろどろだった時に、カツサンドを食べて伝説を作った 女です
今回はちゃんと見本を作ってくださり、レシピも配っていただきました! 私自身はその辺のことは教えてもらましたが、これを聞いた患者さんやご家族の方は 本当にいい情報だっただろうと思います。なかなか専門的にピンポイントで伺うことが少ない内容ですものね。教科書的なことは本やネットにも出てますけど この管理栄養士さんは何よりがんサバイバーとしての意見もちゃんと分析して持ってあったので、すごい!と感服しましたWWW

お世話になっている方が、やはり今、ご家族の食事ですごく悩まれていたのでお誘いしたのですが「ためになった!」と言って帰られたのでよかったデス♡ やっぱりいろいろなお話を聞くって言うのはありがたいな~! これからもイロイロ勉強しようって思います♪

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(文責:百軒)

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コメント: 1
  • #1

    matumoto (木曜日, 21 5月 2015 09:20)

    4年前前立腺がん手術を受け今回膀胱ガン手術を受けますがクロ-バル会に入れますか