九州の地に、造血幹細胞移植に欠くことの出来ないドナーさん候補の方へのキャンペーンに、日夜、東奔西走されている C.Y さんがおられる。 なかなか、出来ないことである。
そのような活動の中で出会われた「ドナー」さんの言葉を紹介されているので、
転記させて頂いた。HOSPACのメンバーにも多くのレシピエントが居られるので、
このような言葉は、心に沁みることであろう。
(文責:百軒)
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最近、献血ルームで骨髄バンクの登録説明と啓発をさせていただいています。
ルームは献血リピーターの方が多いので、移動献血に比べると、登録数は少ないですが
深いドラマをお持ちの方と出会うことが多いです。
お身内が血液疾患で残念ながらお亡くなりになり故人のご遺志をくんで、登録に来てくださった方。同僚、友人が闘病中で、自分にできることを探して登録いただいた方。
今日も胸が熱くなるご縁に巡り合えました。
献血にいらした30代の男性。
バンクのリーフレットをお渡しすると「私、もう登録していますよ。昨年、提供もしました。」とお話してくださいました。
熊本で登録されて、すぐに適合通知が来たそうです。「まさか。」と思ったそうですが、登録の際の説明で「これはご縁ですので。」と言われたのを思い出しご家族も賛成してくれたので、提供に応じたとのこと。
患者さんは近畿地方の10代の女の子だったそうです。そのあと、お礼のお手紙が可愛らしい便せんで届きとても感動したそうです。奥様の方が号泣されていたとか。
骨髄提供とのことで、「術後、大丈夫ですか?」と伺うと「思ったより痛みもなくて、退院して2日は休みましたがすぐに仕事にも復帰しました。次また機会があれば
もちろんOKします。」と言ってくださいました。「私は公務員なので、お休みの保障があったので思い切って提供できたのもあります。」とも。実際、お仕事の調整は結構大変だったようですがなによりご家族が体調管理から何から気を使ってくれて「自分一人の体じゃないんだ!」とご本人も節制し提供まで頑張られたそうです。
「あんな手紙までもらったら、大変さも吹っ飛びました。」
と嬉しそうにお話してくださり、聞きながら泣きそうになりました。
立場上「自分も患者だ」とは言いませんでしたが心の中で、患者としてありがとうを何度も言いました。「きっとその女の子に、骨髄液と一緒に未来もプレゼントされたんですね。」とお話すると「そうだと嬉しいですね。絶対、元気になってるって信じてます。」
と力強くおっしゃいました。
ありがたいですね。 命を救うのは命。
こういうお話をうかがう機会を与えていただいたのも病気になったおかげ。私のドナーさんのおかげ。本当に嬉しいです。
だから皆さんにお・す・そ・わ・け
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