追悼・・・鈴木和恵さま

がん診療連携拠点病院として、関東圏の最東北地に日立総合病院があります。4年近く前の東日本大震災でも大きな被害のあった所です。その病院内で、同じ病気に悩む乳がん患者支援のために、「乳がん患者会―おしゃべり会」を立ち上げ、病を背負いながらもその運営に奔走されてこられたのが、鈴木和恵さんです。そして、その会の状況は、日立総合病院のホームページに下記の様に随時最新版として掲載されています。これも、鈴木さんの熱意・努力と病院側の温かい支援からの贈り物と言えましょう。

その日立総合病院 乳ガン患者会世話人の鈴木和恵さんが、去る119日にご逝去されました。患者会を立ち上げ、他の病院の乳ガン患者会との連携などと、意欲的に活動されていましたのに、次回のHosPACには参加したいとの会話が最期になりました。突然の悲報に驚きと悲しみでいっぱいです。

ご葬儀に参列いたしました折、喪主であるご主人のご挨拶で、

<一つだけお願いがあります。鈴木和恵を忘れず、時折思い出話をしていただきたい>

と話されました。鈴木和恵さまの志を受け継ぐことを誓い、心からご冥福をお祈りいたします。

                           (ゆかり 記)