「ほっとサロンいだ」の「がんサロン」風景

このところ、偽熱中症的症状ですっかりHosPACHPを開いていなかった。高願寺への盆会のお詣りの帰路に、ほど近い井田病院の「ほっとサロンいだ」へと足を運んだ。

お世話されている方の団栗の人形の様な笑顔に迎えられて、「ほっと」気分が和らいだ。 

取り揃えられた書籍やパンフレットと共に、サロンのあちらこちらに手作りの造花や人形があり、BGMが静かに流れている。全面窓の外には、雨上がりのみなとみらいの高楼群が眺望できた。

この日の西医師の「がんサロン」のミニレクチャーは、「元気いっぱいになる食事」のテーマで、何でもおいしく食べようと栄養学的な話抜きであった。入院食の結構おいしい話から、あれこれ病後の食べ物の話や薬の話、果ては病状の話まで交え最後はヨーグルトと腸内細菌の話で盛り上がって締めとなった。この「がんサロン」の嬉しいのは、昼間と夜間とがあり、患者が都合によって時間帯が選べることである。
「ほっとサロンいだ」のこのスペースは、何時来ても患者が憩える場所であり、他にもハーブや日本茶を楽しむ会・アロマのムーススプレーの手作りイベントがあり、ピアサポート・患者力をつける会などもあり、好みの集いに参加出来る様である。               (百軒)