加古川市民病院機構の血液がん患者会「繋ぎの会」の話

中々洒落たロゴマークである。この4月に発足した加古川市民病院機構の血液患者会「繋ぎの会」のロゴである。

血液腫瘍の患者会の一覧は書籍やネット上でも中々見い出せなくて、患者会を探される皆様や患者会の世話役の方々の交流の一助にとHosPAC6年前、3年前に調べてホームページへ掲載したが、変化が激しくリンク切れ等が多くみられるようになった。その補遺をするには聊か息切れなので、思いつくままに手直しをやりかけている。そのような中で、新しい患者会を見出すのはとてもうれしいことであり、ワークの励みにもなる。今年4月に発足した事例の一つに加古川市民病院機構の血液がん患者「繋ぎの会」がある。この病院は、がん診療連携拠点病院ではないが、日本血液学会血液研修施設の一つの病院である。院内の患者や家族を対象とした患者会であるが、腫瘍・血液内科のみなさんで立ち上げられたこともあってか、毎月の開催に4050名ほど参加の盛況ぶりである。注目されるのは、病院スタッフのみならず「訪問看護ステーションの看護師や薬剤師の参加を実現させて、将来の地域完結型の医療」を目指されている点である。佳き事例となることを祈りたい。

                                 (百軒)