横浜市立大学のエクステンション講座・・・認知症の話を聴いて

横浜市立大学では、地域貢献センターでその知的資源を活用した市民向けの生涯学習講を開講している。語学をはじめ、文学、経済、自然科学、医療など幅広い分野の講座を一括してエクステンション講座名付けて提供している。纏まっての情報提供があり、時折覗いている。先日、すぐ近くの港北公会堂で、「認知症とその予防」の講演があったので聴きに行った。74歳以下では有病率が10%以下であるが、80歳代に入ると20%を超えて急速に増えだすと言う。となれば、もう尻に火がついているのである。「がん」には死の影が付き纏い、「認知症」には自己喪失の恐怖が掠める。会場には年配者も多く、雨の中を参加した人々で会場は満員であった。

 

このエクステンション講座のいいところは、幅広い分野からの話題提供を地域貢献センターという部署が統括して行っている点であり、自称患者として自ずと向かう医療分野でも

多くの示唆や身近な情報に出会えた。老齢化すると、直面したり何れは患う諸病についての実用的な話として、白血病やがんなどと共に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)・CKD(慢性腎臓病)・骨粗鬆症・嚥下障害・失禁の話・漢方薬の話などに出合ってきた。市民公開講座や生涯学習として,大学や自治体や病院などでの催しが各所であるが、近場でよく利用している。

横浜市立大学地域貢献センター:エクステンション講座

                                      (百軒)