ホスピス緩和ケア週間始まる

【World Hospice & Palliative Care Day】として 、毎年期日を10月の土曜日とし、世界各国のホスピス緩和ケア関連施設や団体が、様々なイベントを開催しています。今年は「Hidden Lives / Hidden Patients」をテーマに、10月10日(土)に開催され、その前一週間が、「ホスピス緩和ケア週間」と名付けて、各地の医療機関で様々な啓蒙活動が展開されます。


がん患者の啓蒙を目指したフォーラムや講演会・患者交流会などでは、患者数の多いはずの高齢者のお姿を見かけるのはそれほど多くない。しかし、緩和医療やターミナル医療の講演会やイベントでは、白髪の方々のお姿が多い。ところが、この「緩和ケア」なる言葉が多様な意味で使われていて実態がよく見えないように感じられる。そこで、思い立って時折「血液腫瘍患者のおしゃべり会」にお邪魔させて頂いている「駒込病院」での緩和ケアに関するイベントで、「知ってほしい、緩和ケア」

を聴きに行った。厚生労働省の承認基準を満たした「緩和病棟」の素晴らしさと共に、そこへの入院の至難さやその後の行く先の見えないことなどがよくわかった。がん診療などは、治療と緩和ケアの並行が謳われているが、「緩和病棟」は、それとは一線を画しているのも認識できた。


各地で開催されている「緩和ケアのイベント」は、下記のリンクから探し出せるのでご参照ください。http://www.hpcj.org/hpcw/hpcw_2015event.html

また、「緩和ケア病棟」が設置されている医療機関の一覧は、かきのりんくにけいさいされていいます。http://www.hpcj.org/uses/pcumap.html

                                   (百軒)