今日は「立冬」、寒桜に思う

先日、神奈川県立がんセンターで開催された血液疾患患者・家族のための「講演会・患者交流会」に参加した。<当ブログ9/1に案内を掲載、がんセンターのHP上では現在はリンク不能である>

毎年1回開催で、今年は第5回目という。


テーマ―が、「造血幹細胞移植後の生活の質について」であり、参加者の多くが移植患者やその家族であった。医師の金森部長以下十数名の医療者(看護師・薬剤師・栄養士・・・)が休日にもかかわらず早くから会場設営をされていて、会場が一杯になるほどの60名有余の参加者が熱心に講演を聴いていた。後半の交流会には、各10名ほどのグループ分けでの交流会で、どのテーブルにも2~3名の医療者がついておられて、交流の支援されていた。移植患者は、入院期間が長くなりがちなこともあって、医療者との会話も昨日今日のような親密さで和やかさを醸し出していた。


今日は立冬である。これからの厳しい冬を迎える覚悟を定める時である。
道すがらに見かけた「寒桜」が凛として咲いていた。この冬の間咲き継いでいくだろう。
春時の林立した桜並木にはほど遠く、一樹が孤立して生えていることが多い。
移植後の厳しい闘病生活を送る移植患者の姿が重なって見えた。