患者の憩いのサロンの一景

時折寄せていただく患者交流の場所、「ほっと サロン いだ」 の始まる前の風景である。新茶の季節でもあり、集いが始まると温かいお茶を淹れて頂いた。持ち込みのペットボトルのお茶とは、雰囲気が違ってくる。涙ぐむほどのお話が、柔らかに皆の心に沁み込んでくるのは、お茶やお花や窓外の五月晴れに展望できる横浜の風景が醸し出す雰囲気の故かも知れない。

草花に付随する生理活性物質や細菌・ウイルスなどを嫌って、病棟などへの持ち込みを禁じている病院が多い。が、ここででは、待合室のあちらこちらに、投げ入れや鉢植えの草木と図書が置かれている。これらが、ボランティアさんに支えられているのがいい。                      (百軒)