東大病院の患者サロンー新たな動き

がん診療連携拠点病院(427)の90%ほどには、患者の交流会の場の提供としての「がんサロン」「患者サロン」が設置されるようになってきた。且つ、その大半は公開性を謳っている。

しかしながら、開催情報を院内掲示に限定していて、その病院を訪問して探し回らないとわからない著名な病院がいくつかある。(そのような患者交流の場の情報提供を無視しているところも、いまだにあるのは論外としても)

がん情報サービスには、がん診療連携拠点病院の詳細な情報が掲載されていて、その中に「患者や家族のための交流の場」なる項目がある。

東大病院についていえば、2年前から血液がんの院内患者会「パロス」のみが掲載されている。しかし、院内では、公開型で医療者による「患者サロン」が行われてきた。それが、この度東大病院のホームページ・トピックス欄に掲示されるようになった。さらにこのグループは、facebook上に「東大病院カバーメーク相談・研究グループ」の名の下で、対外的な呼びかけを行っている。

5月には更新されるがん情報サービスにも掲載されることになるであろう。
推進されて来られた関係者のご尽力を多としたい。                                                  (百軒)