コミュニティ―ナースのひとたちの活躍

「暮らしの保健室」として市井の中に溶け込んだ人々の健康への支援活動をされて来られた秋山正子さんが中心となって、英国発祥のマギーズキャンサーケアリングセンターの志を東京に展開された「マギーズ東京」は、よく人の知るところである。
志を同じくした、住民の傍の地域での看護視点からの人びとの健康への支援活動をしている「コミュニティ・ナース」の存在を知ったのは、一年前のことである。井田病院の西医師らが中心となって、住民らの支援によって立ち上げられた、『川崎市中原区を中心とした地域が「病気になっても安心して暮らせるまち」』をめざしてた『+Care Project』がある。その活動の中核が、『暮らしの保健室』である。 
そこには、いつでも気軽に話が出来そうなコミュニティ・ナース(渡邉さんら)が、待っておられる。病院で出逢う看護師さんとは、まったくイメージが違って、<支える/支えられる>といった関係が薄れて、井戸端でふと話に弾むような気安さがある。                           (百軒)