血液がんにおける在宅医療

国立がん研究センター公式チャンネルで、YuoTubeにて公開されている大橋晃太医師の講演の紹介である。

 

多様な病態を呈する血液がんの患者は、多くが専門医による血液内科などでの診療・治療を受けている。医療技術の進歩により長期生存が可能になって来ているが、高齢患者では血液疾患以外にもいくつかの疾患を患っているケースが多くなり、通院治療が困難になることがある。掛かりつけ医制度の推進もあり身近での在宅医療に依存せざるを得なった時に、血液がんの治療を熟知した在宅診療医はなかなか見つからないか、其のサービスエリア外になりがちである。

何時か行く道と思って、この講演をYouTubeで見ておくのも、有意義ではないだろうか。

個人的には、病状が安定しているので、血液がんを含めてのトータルの治療を近隣(徒歩10分)に依存するようになって3年を経過したが、血液がんに関しては諸情報を持ち寄っての主治医との相談となっている。専門医無きクリニックや在宅医療への心構えとして参考になる点が多かった。
                                                                                                                      (百軒)