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yomiDr.コラム欄に「がんを語る」というコーナーがある。最近、白血病に就いての記事が掲載された。
新井辰雄さん(急性リンパ性白血病)・島村清子さん(急性前骨髄球性白血病)・小林真さん(慢性骨髄性白血病)の方々による座談会である。出演者は、いずれの方も自己の闘病のご経験から同じ病の人たちへの支援のための患者支援団体・患者会を立ち上げてこられた想いが、綴られている。
リンクを貼ってあるので、yomiDr.をご一覧頂ければ嬉しく思います。        (百軒)

 

 

        液疾患患者・家族への支援団体・患者会のマップ

がん診療連携拠点病院は現在436施設を数え、殆どの施設で患者の交流促進のための「がんサロン・患者サロン」が開設されている。拠点病院であるがゆえに、そのほとんどは他の医療施設の患者や家族へも公開を旨とされている。がん患者として、比較的近辺の拠点病院での「サロン」へ参加でき時代となっている。

しかし、自分と同じ病種の方との交流を希望するときには、必ずしも交流の機会があるとは言えない現状が、今でも残っている。病院内に血液内科のある医療施設は500有余に上るが、その病院内での血液疾患の患者のための交流の場が開設されているところは10%程度である。血液疾患の全国やローカルの支援団体・患者会も合わせると100ほどのものがあるので、特に東京近辺では多く機会に恵まれている。
しかし、東北6県で見ると患者会や患者支援団体が開設されているのは、五指に足りない現状がある。このような大きな地理的ギャップを埋めるには、ネットによる良質な交流の場が望まれよう。
yomiDr.のコラムを拝読しての一つの想いである。              (百軒)