慢性骨髄性白血病患者アンケート調査報告書

慢性骨髄性白血病患者支援団体「いずみの会」が、昨年アンケート調査された報告書が今回ホームページに全文公開掲載された。2009年から開始されてきた患者・家族を対象としたアンケート調査で今回が4回目になり、その内容もしっかりと充実されたものとなって来ている。
本来、医療者が患者の状態把握のために広く行って然るべき調査でもあろうかと思われるが、患者や家族にとっては、自分の状態がどのあたりにあるのかを知る貴重な情報である。慢性骨髄性白血病(CML)は、分子標的薬として登場したグリベックにより、死の病と云われたのが一転して90%以上の寛解状態が得られ慢性疾患となった。しかし、完治へはいま一つ越えるべき障壁があり、チロシンキナーゼインヒビターのいずれかの服用を継続しなければならない。そのために生じるいろいろな副作用が障害について不安や悩みを持つ患者にとっては、この調査報告書は、資するところが大きいと思い、公開情報として紹介しておきたい。

 

個人的な雑感は、このブログコーナーへ投稿してあるので色々活用できる情報の事例としても見て頂けらば幸いである。

                                        (百軒)

 *慢性骨髄性白血病(CML)の副作用雑感

 *たかがお薬、されどお薬・・・ポリファーマシー